新しいことにチャレンジしたいのだけど、何から始めたらいいかわからない。という方がいらっしゃいます。私なんかは、適当に始めちゃえばいいのに、と思います。
新規事業を始める方法に、正しいとか、間違っている、ということはありません。なんせ、新規ですから、誰にも正解がわからない。むしろ正解はない、という前提に立って、気楽に始める方が適切でしょう。
新規事業の3ステップ
新規事業の始め方を、大まかに3ステップに分けると、こんな感じだと思います。
1.妄想する(企画、構想段階)
2.具体化する(計画、仲間集め)
3.小さく初めて、早く修正する(PDCA、ピボット)
それぞれのステップで、必要とされる能力が異なります。全部を1人でやるのは大変。だから、チームづくりが大切なんです。
1.妄想する(企画、構想段階)
役職が高い人、例えば社長が妄想するのは比較的簡単です。また社長、よくわからないことを言い出したな。なんてことはよくある話。
でも、新人が妄想していたらどうでしょうか。まだ実績も経験もないのに、未来についてあれこれ考えている。お前、ちゃんとやることやってから言えよ。なんて、よく考えずに否定的な言葉を投げていませんか?
妄想段階は弱いもの。ちょっとネガティブなことを言われると、心折れて、それ以上進まなくなることもあるのです。温かく見守るポジティブな雰囲気をつくりたいですね。
2.具体化する(計画、仲間集め)
妄想が膨らんできたら、具体化していきます。ここで重要なのは、仲間。1人目の妄想家に賛同する、2人目が現れるかどうかで、新規事業の成否が決まると言っていいでしょう。
やはり、新規事業は1人では成し遂げられません。最低でも2人のコアメンバーが必要です。この2人目に手を挙げる勇気が大切なんです。1人目の妄想家に比べれば、2人目のフォロワーは気が楽です。方向性は見えているので、足りない部分を補強してあげればいい。
そして、2,3人集まったら、具体的な計画を描きます。1人より2人、2人より3人、視点が増えることで、確実性が増します。
3.小さく初めて、早く修正する(PDCA、ピボット)
3番目は実行段階。新規事業は失敗確率が高い。というか、ほぼ失敗する。失敗を前提として、早く小さく失敗するのがポイントです。
いきなり大きな失敗をして、挽回不能な状況に陥ることは避けたい。そのための作戦は、計画段階で織り込んでおきましょう。そしてチェック機能は、経験豊富なベテランの出番です。早く危険を察知して、みんなに知らせてください。
早く失敗して、早く修正する。時には、根本から見直すこともあります。何度見直してもいい。ダメなことなんて、何もないんです。
新規事業で一番大切なこと
正解を求めず、妄想することから始める。失敗を許す、失敗を認めて、すぐに修正する。
これらに共通するのは全て「ポジティブに捉える」ということ。
新しいことは、打たれ弱い。温かく見守る人、応援者がいることが、とても大切です。変なアイデアも面白がってワイワイ盛り上がる。そういう空気の中から、新規事業が生まれます。
最初は、笑顔で笑うことから始めてみませんか。
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