正しく教えていますか? ~社員教育が上手くいく3つのポイント~

今週は、会社でのコミュニケーションについてお伝えしています。

今日は、社員教育について。人材育成には2つの観点があり、教えることと、個性を引き出して伸ばすことに大きく分けられます。

教えるのが、教育。英語でティーチング(teaching)と言います。

個性を引き出して伸ばすのが、コーチング(coaching)

今日は教育、ティーチング(teaching)のお話です。

正しく教えるとは、どういうことか?

社員教育で困るのが、どうやって教育したらいいか、わからない。というもの。でも、そもそも、何を教育するか決まっていないことが多いんです。

この通りにやれば必ず成果が出る、という方法を教えるのが、正しい社員教育です。

適当に指示して、後は自分で考えてやれ!というのは教育ではありません。それで成果が出ないのは教える方が悪い、ということ。

教育の対象範囲は、期待する行動、作業が明確なもの

教育に過大な期待は禁物。教育できるのは、行動レベルで明確に指示できるものだけです。

出来るようになるまで教える、というのはちょっと期待しずぎ。やれば必ず成果が出るレベルで、教える内容を具体化しておくことが大切です。

そのためには、教育用の資料(ドキュメント)、教科書(マニュアル)づくりは必須。思い付きで教育しようなんて、ムリ、ムダ、ムラの原因です。その準備作業も、部下や周りを巻き込んでやってもいいんです。何をやってもらうか、明確にしていきましょう。

正しい教え方(ポイント1)作業手順

まず、何をして欲しいか、具体的な作業手順、作業ステップを指示します。相手が初めてやることなら、細かくステップを分けて指示する必要があります。つまり、相手の知識、経験に合わせて、指示の細かさを調整することになります。

手本を示すだけでなく、注意してほしい点を書き出すなど、マニュアル、作業手順書があった方がいいでしょう。事前に準備できない場合は、教える相手にマニュアルを作ってもらう方法もあります。

「今説明したことを、忘れないようにメモにしておいて。後でどこまで理解できたか確認したいから。」と指示すれば、その場でマニュアルの原型が出来上がります。後は、チェックして修正を依頼すればOK。手間を掛けずに、マニュアルをつくることができます。

正しい教え方(ポイント2)チェックシート

2番目の重要なことは、チェックポイントを明確に示すこと。できれば、作業が正しくできているか確認するためのチェックシートを用意しましょう。

最初の作業手順書は、何をするかを指示するもの。2番目のチェックシートは、どのレベルまでやるか、どこまで細かく確認するかを指示するものです。

このチェックシートによって、作業の目標、作業基準が明確になります。チェックシートでOKとなる基準を達成していれば作業完了。わかりやすいですね。

逆にこのくらい基準を明確にしないと、誰がやっても同じ結果を得るということが実現できません。

正しい教え方(ポイント3)やったか、どうかの行動レベルで振り返る

教育で間違えやすいのは、出来たかどうか、結果まで責任を持たせようとすること。

部下に確認して欲しいのは、指示通りにやったかどうか。やったか、やらなかったか。行動レベルで振り返りをしてもらいます。指示通りにやっていれば、まずはOKとしましょう。

指示した通りの行動をしているのに、結果が出ないとしたら、それは指示した側(上司)の責任です。問題点は、作業手順か、チェックシートのどちらかにあります。両方かもしれません。問題点が見つかったら、ドキュメントを改善します。こうすれば、確実にいい方向に向かいます。

上司も振り返りできるように、作業手順や、チェックシートを残しておく必要があります。思い付きで教育していると、こういった振り返りができず、堂々巡りになります。

教育は作業手順、チェックシートを用意して、計画的にやる!

教育でできることは限られています。しかし、仕事の基本としてやるべきことをきちんとやってもらうには、教育が不可欠。過度な期待は捨てて、基本的なことはきちんと教育できるように、作業手順、チェックシートを用意しましょう。こういった資料、ドキュメントは会社の財産になります。着実な成長には欠かせません。

繰り返しになりますが、上司だけが準備を抱え込む必要はありません。部下や周囲を巻き込んで準備や振り返り、改善を進めていきましょう。

by もうそうビズ企画 代表 川原茂樹

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