個性を引き出して伸ばす! ~質問の極意、コーチング的コミュニケーション~

前回は教育のお話。教育できることには限界がある、というお話でした。

今回は、コーチング的コミュニケーション。質問して、個性、やる気を引き出す方法です。

大人になると、指示されることが基本的にイヤ。本音では誰も指示されたくないんです。一方で、質問されると、自然と考え始めます。質問することで、相手に考えるキッカケを与えているんです。

相手が自分で考えて、気づいたり、結論が出たときは、自分事として捉えやすい。実際にやってみたくなる。つまり、行動につながりやすい、というメリットがあります。

コーチング的質問(その1) 具体的には?

相手と話をしていて、わからない単語が出て来ることがあります。知識レベルでは、相手の方が上、ということもあります。そんなときでも、コーチング的質問なら大丈夫。

「具体的には?」

と問いかけると、こちらがわからないことは棚に上げて、相手に説明してもらうことができます。相手も悪い気はせず、喜んで説明してくれることが多いもの。お互いに満足で、相互理解も深まる。一石二鳥の質問技法です。

それって、どういうことですか?

それでも、わからないときは、

「それって、どういうことですか?」

と質問します。もっと知りたいという、相手への関心を全面に出して質問すると効果的です。相手も、より丁寧に説明してくれるでしょう。質問しても、こちらが下手になるわけではなく、あくまでも対等な関係を維持できます。

いつから、そうなんですか? (5W2Hの事実質問)

さらに深掘りして、背景情報を引き出すには、5W2Hの観点で事実について聞きます。

たとえば、ある趣味にハマっているという話になったとき、

「いつから、そうなんですか?」

と事実について質問すると、相手は答えやすい。理由を直接聞かれると答えにくいものですが、いつ、どこで、どうやって、など具体的な体験・経験を聞かれると、答えられる。そこから、話が広がり、相手が大切にしてる価値観など、背景情報まで引き出すことができます。

コーチング的質問(その2) たとえば?

深掘りする他に、少し話題の幅を広げたいときは

「たとえば?」

と問いかけます。今話していることの実例を引き出すことができます。

短い文章ではなく、ストーリーを話し始めたらしめたもの。しっかり最後まで聞いてあげることで、相手の体験を共有することができます。その人にとって重要なこと、印象的だったこと、などがわかります。

コーチング的質問(その3) 他には?

話をもっと広げたいときの、マジックキーワードが

「他には?」

という質問。他に言いたいことがあるのに、話し出すタイミングがなかったときは、「他には?」をキッカケにドッと出てくるかもしれません。

考え込んで、黙ってしまっても、しばらく待ちます。あまり急がず、「もうないです」というまで話を聞いてあげるのが、コーチング的コミュニケーションのポイントです。

時間的な余裕があるから、コーチング的質問ができる

教育はどの会社でもやると思いますが、コーチング的コミュニケーションは、時間的余裕がないと出来ません。時間がない、忙しい職場でも1日10分など、時間を決めてやることも可能です。

定期的に会議をしている職場では、会議の一コマに時間を決めて、質問してみるのもいいでしょう。本格的にコーチングするのはハードルが高いかもしれませんが、相手に関心を持って質問することは、やればできます。

コーチング的コミュニケーションで、コミュニケーションの質を向上させる

定期的にやって、振り返りもすれば、コミュニケーションの質が自然とレベルアップします。忙しい職場こそ、コーチング的質問が求められているのかもしれません。

少し、戦略的に始めてみませんか?

by もうそうビズ企画 代表 川原茂樹

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