新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、売上が激減している会社、お店が増えています。売上減少により、倒産の危機に陥らないためには、何をすればいいのか? わかりやすくまとめます。
危機的状況では、利益より、キャッシュ(現金)が重要
赤字になっても、必ず会社が倒産するわけではありません。赤字は、倒産要因の1つでしかありません。
倒産する直接原因は、キャッシュ(現金)がなくなること。具体的には、借入等の返済が一定条件で滞ると、倒産になってしまいます。
つまり、キャッシュ(現金、手元で自由にできるお金)があれば、倒産は免れるわけです。
キャッシュ(現金)を確保するには? キャッシュインとキャッシュアウト
キャッシュ(現金)を確保するには、大きく2つの方向性があります。
- 出ていくお金(キャッシュアウト)を減らす
- 入って来るお金(キャッシュイン)を増やす
では、どれだけのキャッシュ(現金)があれば、倒産しないのでしょうか?
毎月出ていく、キャッシュアウトの額を見積もる
現状、キャッシュ(現金、手元のお金)が減っているとすれば、その変化量を把握することが重要です。毎月、どれだけのお金が出ていって、減っているのか? 例えば、毎月かかる経費(固定費)には、こんなものがあります
- 人件費(給料を払い続ける場合)
- 家賃
- 光熱費(基本料を含む)
- 外注費(月額固定で、休止できないもの)
その他に、借入の返済でも、お金が出ていきます。
キャッシュフローから考える、必要なキャッシュ(現金)の目標値
キャッシュフロー = キャッシュイン - キャッシュアウト
キャッシュインからキャッシュアウトを引いた、キャッシュフローがプラス(+)になるのが望ましいのですが、危機的状況ではマイナス(-)になっている。
では、このマイナス分で、あとどれだけの期間、持ちこたえることができるか?
持ちこたえられる期間 = 現状のキャッシュ(現金)/ 現状のキャッシュフロー
現状のキャッシュ(手持ち資金)を現状のキャッシュフロー(月額)で割ると、あと何か月、持ちこたえられるか、計算できます。この数字は、あくまでも概算として考えてください。
持ちこたえられる期間が6か月以上あれば、少し落ち着いて対策を考えることができます。
しかし、3か月未満など、すぐにもお金が枯渇しそうであれば、緊急対策が必要になります。
その対策方法については、明日のブログでお伝えします。少しお待ちください。
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